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2007 年度 実績報告書

不妊治療後の妊婦とその家族に対する良質な周産期ケア提供のためのガイドラインの作成

研究課題

研究課題/領域番号 19659580
研究種目

萌芽研究

研究機関京都大学

研究代表者

我部山 キヨ子  京都大学, 医学研究科, 教授 (20243082)

研究分担者 佐藤 喜根子  東北大学, 医学部, 教授 (90261536)
渡邊 浩子  京都大学, 医学研究科, 講師 (20315857)
千葉 陽子  京都大学, 医学研究科, 助教 (80432318)
山口 琴美  京都大学, 医学研究科, 助教 (40432314)
キーワード不妊治療 / 不妊治療後妊婦 / 周産期ケア / 助産師
研究概要

わが国において、不妊治療センター及び不妊治療を行っている施設をインターネットで調査し、379施設の施設看護職代表者に施設で勤務する助産師に配布してもらい、個別に封をして施設単位に郵送にて回収した。調査内容は対象の背景、施設の不妊治療の実態、不妊治療後妊産褥婦への認識と今後のケアのあり方などである。回収施設は102施設(26.9%)て、有効な回答が得られた助産師数は1088人であった。施設は大学病院40.2%、総合病院41.1%であった。不妊治療に関わっている年数は10〜20年27.9%、5〜10年21.1%が多かった。不妊治療後妊産褥婦のケアの必要性に対する認識については、「ニーズがある」では妊婦73.8%、パートナー58.9%、「特別なケアの必要性がある」では妊婦64.3%、パートナー53.2%であった。ケアマニュアル導入の有無では、導入している9.8%、導入予定4.6%で、導入後の感想では「よかった」と「まあまあよかった」を合わせると100%が肯定的評価をしていた。不妊治療後妊産褥婦のケアの必要な時期については、妊婦では妊娠初期25.1%と産褥期25.4%で多かった。パートナーでも妊娠初期と産褥期が多かった。望ましいケアシステムとしては、専門知識をもつスタッフがカウンセリングや教育指導を行う35.5%、チーム医療を提供する26.4%、プライマリー看護を提供する22.7%であった。これらを、不妊治療後妊産褥婦のケアの経験の有無によって比較して、興味ある結果を得た。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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