研究課題
萌芽研究
乳幼児の子育て期間に気分障害を発症した中高年の父親と生後1か月の子どもを持つ父親を対象に研究を行った。男性更年期外来の受診患者109名中、パートナーの妊娠期から乳幼児の子育て期間に気分障害を発症した父親は13例であった。生後1か月の子どもの父親のうつ状態の最も強い関連要因は、父親が非正規雇用であることであった。父親の年齢との関連は認められなかった。今後は、パートナーの妊娠中から産後にかけての父親のうつ状態の推移と関連要因を明らかにする必要がある。
医歯薬学