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2009 年度 実績報告書

小規模医療機関における看護者の虐待被害者ケア能力の向上に向けた教育に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19659584
研究機関川崎医療福祉大学

研究代表者

山本 八千代  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (10295149)

研究分担者 宮城 由美子  福岡県立大学, 看護学部, 講師 (20353170)
櫟 直美  福岡県立大学, 看護学部, 講師 (80331883)
竹元 仁美  聖マリア学院大学, 看護学部, 准教授 (10310913)
泉澤 真紀  北海道文教大学, 人間科学部, 准教授 (50468310)
鈴井 江三子  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 教授 (20289218)
キーワード母性・女性看護学 / ドメスティック・バイオレンス(DV) / 児童虐待 / 小規模医療機関 / 参加型教育
研究概要

本研究では小規模医療機関に在職する看護者の児童虐待及びDVに対する問題認識と看護実践の向上に向けた教育プログラムを開発した。本プログラムの目標は、(1)児童虐待及びDVに関連する知識を習得し、被害を受ける子どもや女性をケアする方法(技能)が分かる、(2)被害者を支援する看護者の自信と意欲が向上する、である。
教育プログラム内容は以下の通りである。
1)看護者に必要な児童虐待とDVの知識
(1)定義、児童虐待とDVの種類について。
(2)児童虐待とDVがもたらす健康問題、被害者の無力感と孤立感について
(3)DVの子どもへの影響、世代間連鎖の問題について
(4)DV問題の複雑性、構造的暴力、加害者から逃げられない理由、被害女性の沈黙について
(5)児童虐待防止法、DV法等の法律における看護者の義務規定について
2)看護者が知るべき技術
(1)プライバシーの確保と方法について
(2)被害者の発見と通報について
(3)相談支援機関リストと連落先について
(4)証拠保全について(ボディマップ、写真撮影、経緯の記録)
(5)安全対策について
3)看護者が被害者の患者様に対しとるべき態度
以上のプログラムを看護者(看護師、准看護師、助産師)を対象にワークショップを開催し、看護者に向けたパンフレットを作成した。ワークショップ後参加者に質問紙の記載を依頼し、プログラム評価を行い、教育プログラムの効果が確認された。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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