研究課題/領域番号 |
19659592
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研究種目 |
萌芽研究
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研究機関 | 高知女子大学 |
研究代表者 |
中野 綾美 高知女子大学, 看護学部, 教授 (90172361)
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研究分担者 |
時長 美希 高知女子大学, 看護学部, 教授 (00163965)
益守 かづき 高知女子大学, 看護学部, 准教授 (20238918)
佐東 美緒 高知女子大学, 看護学部, 講師 (20364135)
瓜生 浩子 高知女子大学, 看護学部, 講師 (00364133)
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キーワード | 病児 / 家族支援 / 地域連携パス |
研究概要 |
本研究は、研究者らが開発した「家族看護エンパワーメントモデル」を活用して、病気の子どもを育む家族を支援する「地域連携パスを志向した協働型の家族支援プログラム」を開発することを目的としている。本年度は、中核病院に勤務する看護師を対象に、研究目的(1)各疾患のパスの中でどのような家族支援を行っているのか、研究目的(2)困難だと捉えている状祝、困難感を生みだしている要因について明らかにする、研究目的(3)さらにどのように地域連携をはかり、家族支援を提供する必要があると考えているかを明らかにする、ことに取り組んでいる。研究目的(1)については、先行研究の分析、およびグループ討議に基づき、中核病院から退院する過程で、各疾患のパスの中で看護師がどのような家族支援を行っているのか、その実態を明らかにする質問紙の作成に取り組んでいる。質問項目は、家族看護エンパワーメントモデルに基づき、(1)家族への情緒的支援の提供13項目、(2)家族教育10項目、(3)家族の対処行動や対処能力の強化9項目、(4)家族関係の調整・強化、コミュニケーショーンの活性化6項目、(5)家族の役割調整8項目、(6)親族や地域社会資源の活用5項目、(7)家族の発達課題の達成への働きかけ8項目、(9)家族の危機への働きかけ10項目、(11)家族の意思決定への支援5項目、(12)家族の力の強化を5項目から構成されている。現在、項目の洗練化を行っている。研究目的(2)(3)については、看護師を対象としたインタビューを行い、現在データ分析中である。
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