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2008 年度 実績報告書

積雪・寒冷地域における訪問看護サービスの経済的評価に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19659609
研究機関札幌医科大学

研究代表者

高橋 由美子  札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (60438033)

研究分担者 片倉 洋子  札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (80363711)
キーワード訪問看護ステーション / 積雪・寒冷地域 / 経済的評価 / ヒアリング調査 / 経営
研究概要

目的:積雪・寒冷地域の北海道における訪問看護サービスの利用者の特徴、ニーズ項目、アウトカム、効果と費用分析を行い、訪問看護の利用による自治体の医療・介護保険の抑制にどの程度影響をするのかを実証的に明らかにする。20年度は、19年度結果に基づき、北海道内の全訪問看護ステーションの調査を実施した。
方法:(1)19年度調査成果から20年度の調査項目を精選(2)北海道内のステーション数、分布等の統計情報を既存資料から把握し整理(3)北海道内に開設している270カ所の訪問看護ステーション看護管理者にアンケート調査を実施
調査項目:施設概況〜10項目、利用者状況〜8項、経営実態〜14項目
研究結果:19年度の研究成果〜経営に影響する地域的要因は、積雪・寒冷の気象条件が交通障害への負担感に、地勢では海岸線沿いに交通アクセスが不便で移動距離・時間とも長く可住地人口の偏りにより訪問効率が悪い、基幹産業の収入と年金水準が訪問看護回数や利用時間区分を規定する、人口減少と高齢化で疾病が重度化し死亡による利用終了が多く、高齢世帯では介護力不足により通院困難になると往診診療が無いため施設入所を希望する、元々入院・入所を希望する住民意識が利用者減少につながる、スタッフの確保困難が加算に影響する等、看護管理者の経営努力を超えた構造的な課題であることが明らかになった。なお、20年度の調査結果については、現在、集計・分析中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 訪問看護ステーションの経営に影響する地域的要因の検討-北海道のへき地における6施設の聞き取り調査から-2009

    • 著者名/発表者名
      高橋由美子
    • 雑誌名

      日本ルーラルナーシング学会誌 第3巻(投稿中)

    • 査読あり
  • [学会発表] 北海道の地域特性が訪問看護ステーションの体制に与える影響2009

    • 著者名/発表者名
      高橋由美子
    • 学会等名
      日本ルーラルナーシング学会第3回学術集会
    • 発表場所
      北海道札幌市
    • 年月日
      2009-09-20
  • [学会発表] 訪問看護ステーションの経営に影響する地域的要因の検討-北海道内の地方にある6施設の聞き取り調査から-2009

    • 著者名/発表者名
      高橋由美子
    • 学会等名
      第13回日本在宅ケア学会学術集会
    • 発表場所
      大阪府堺市
    • 年月日
      2009-03-15

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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