研究課題/領域番号 |
19659614
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研究種目 |
萌芽研究
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
倉林 しのぶ 高崎健康福祉大学, 看護学部, 講師 (20389753)
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研究分担者 |
池田 優子 高崎健康福祉大学, 看護学部, 教授 (30412985)
芝山 江美子 高崎健康福祉大学, 看護学部, 助教授 (00396392)
宮崎 由紀子 高崎健康福祉大学, 看護学部, 准教授 (00251190)
木暮 深雪 高崎健康福祉大学, 看護学部, 助手 (00412990)
中西 陽子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (50258886)
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キーワード | グリーフサポート / 子どもをもつ若年層寡婦 / 遺族ケア / 寡婦対策事業 |
研究概要 |
H19年5月より、文献をもとに面接調査内容の検討を行った。所属大学の倫理委員会より研究内容に関して、面接技術および不測の事態に対する対応が不十分であるという指摘を受けたため、7月〜9月にかけて研究代表者の研修と協力医療施設への依頼等を行い10月に同委員会の審査を通過した。10月より研究対象者の募集と選定に入り、H20年5月現在、8名の面接を終了し、逐語録の分析に入った段階である。 目的に照らし、「子どもを持つ寡婦」は精神的なもの以外に託児施設などの道具的サポート、また各種の情報的サポートの必要性が高いことが確認できた。しかし、行政によるサポート情報は、周知方法が不徹底であることがひとつの因子となりうまく機能していないことが明らかになった。逐語録の集計と同時進行で、寡婦サービス事業における行政の周知方法を調査中である。 また、研究開始前は、サポートグループに参加しない理由を仕事や育児の時間的余裕がないことを第一の理由として考えたが、サポートグループに参加しない、あるいは一回のみ参加した対象者は、その理由として、グループサポートの目的の不明確さ、あるいは参加の意義を見出せないことを挙げている。ここから、周知媒体や広告の方法の問題点、また、若年層寡婦のニードとグループサポートの実践内容とにズレが存在する可能性があげられ、それらを視野に入れた分析が必要であると考える。
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