研究課題
若手研究(S)
明治日本の条約改正は、関税自主権の回復や領事裁判の撤廃といった、重要な主権の回復を目指し続けた歴史だと考えられてきた。しかし、この研究計画は、交渉をち密に再現することで、これが条約の運用の部分的改善という、日本の実力に見合った要求から始まったことを明らかにした。これに挫折し、政府が性急に法権回復を実現しようとした時に、そのための代償が国内のナショナリズムの憤激を招いた。今日、我々は様々の重要な条約の下にある。条約を賢明に運用し、改正するための、原点となる歴史的経験を再現した。
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University of Tokyo Journal of Law and Politics
巻: Volume 9 ページ: 63-80
国家学会雑誌
巻: 121巻9・10号 ページ: 61-70, 61-108