研究課題
CLV3ペプチドホルモンの下流因子の探索のため、clavata2突然変異体を、さらに突然変異源処理し、エンハンサースクリーニングを行った。その結果、多数の候補突然変異体が単離された。次世代シーケンサーによる原因突然変異の探索の結果、BAM1遺伝子に突然変異がみつかった。このBAM1が、CLV3ペプチドホルモンのシグナル伝達に受容体として関与している可能性が極めて高いと考えられる。さらに、rpk2突然変異体にEMS処理し、エンハンサー突然変異体のスクリーニングを開始した。現在のところ原因遺伝子は特定できていないが、今後、これらの突然変異体の原因を調査することで、さらなる展開が期待できる。一方、シロイヌナズナにセンチュウを感染させる系を開発した。センチュウはCLE遺伝子を持ち、植物のCLEシグナル伝達系をのっとって、感染成立をすると考えられる。今後、センチュウ感染実験系を用いて、動物-植物相互作用に関わる研究も展開したいと間が得ている。このような実験から、ペプチドホルモンの生成、受容、シグナル伝達について幅広い知見が得られた。
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