研究課題
本研究では、合成CLEペプチドを用いて、ペプチド耐性を示すシロイヌナズナ突然変異体の網羅的単離を行っており、CLEペプチド下流候補遺伝子として8遺伝子を同定した。まず、42のclv2エンハンサー突然変異体を単離してきた。これら全ての候補突然変異体のゲノムシーケンスを解読した。その結果、42の候補のうち、14突然変異体において、三量体G-proteinタンパク質のβサブユニット, agb1の遺伝子内に変異を検出した。また、γサブユニットの二重突然変異体, agg1 agg2もclv2の表現型を助長する事を示した。また、42のclv2エンハンサー突然変異体のうち、3つの候補について、LRR-RLKをコードするBAM1遺伝子内に変異が生じ、このBAM1は、根端分裂組織において、RPK2とヘテロダイマーを作ってCLEシグナル伝達系の受容体として機能することが示唆された。さらに、そのほかユビキチンリガーゼ遺伝子、細胞質型キナーゼ遺伝子、受容体様遺伝子等が単離出来、ペプチドホルモンの分子機構について、多くの因子が、初めて、明らかになった。
23年度が最終年度であるため、記入しない。
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http://www.sci.kumamoto-u.ac.jp/~sawa/