研究課題
若手研究(S)
マウスのオスの涙に分泌されるペプチドESP1が、メスの性行動を誘導するフェロモンであることを明らかにした。哺乳類における初めてのペプチド性の性フェロモンであり、直接接触による個体間コミュケーションが存在することが明らかになった。また、ESP1を認識する鋤鼻受容体を同定し、その神経の投射先と神経回路の可視化に成功した。ESP1はマウスの繁殖行動の制御に使える可能性があるので特許出願をおこなった。哺乳類で「フェロモン分子」から「行動」までの経路を明らかにした初めての研究であり、行動を司る脳神経関連研究領域に大きな学術的波及効果がある。
すべて 2011 2010 2009 2008 2007 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件) 図書 (4件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
Nature
巻: 466 ページ: 118-122
Annu. Rev. Physiol
巻: 71 ページ: 307-332
Current Opinion in Pharmacology
巻: 8 ページ: 759-764
Current Biology
巻: 17 ページ: 1879-1884
Advances in Genetics
巻: 59 ページ: 141-171
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/biological-chemistry