研究課題
若手研究(A)
価電子励起したときの光電子磁気二色性を偏光、エネルギーを適切に選ぶことで格段に向上させた。磁性遷移金属ではFermi準位付近のd軌道電子が磁性を担っているが、この電子状態と共鳴する軌道へ電子励起するときに特に磁気二色性が大きくなることを明らかにし、二光子励起でも共鳴状態を経ることが大きな二色性の起源となることを示した。これらの現象を光電子顕微鏡と組み合わせることにより、高感度で磁気ドメイン観察が可能となり、かつ超短パルスレーザーの特性を活かして時間分解測定にも成功した。
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