近現代フランス共和主義における非宗教性とポスト植民地主義的社会構造

2009 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 19683002
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 政治学
• 研究機関: 法政大学
• 研究代表者: 大中 一彌 法政大学, 国際文化学部, 准教授 (60434180)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2010
• キーワード: トランスナショナル / 政治学 / 植民地主義 / 政教分離 / フランス

研究概要

本課題におけるおもな研究対象は、大都市郊外の暴動というかたちで噴出したフランス社会のポスト植民地主義的(コロニアル)な構造と、その共和主義に特有の政教分離の形態である非宗教性のあいだの相関関係の分析である。

研究成果

• [雑誌論文] パスポートの話 (2010)
  • 著者名/発表者名: 大中一彌
  • 雑誌名: 『異文化』別冊「国際文化情報学とは-その可能性と課題」 ページ: 79-88
• [雑誌論文] The Muslim Schoolgirl's Headscarf in the Public Space of Modern France: A Consideration of Secularism, Gender and Post-Colonial Social Structure (2010)
  • 著者名/発表者名: Kazuya ONAKA
  • 雑誌名: 異文化 11 ページ: 87-109
• [雑誌論文] エティエンヌ・バリバール論 あるマルクス主義哲学者の軌跡 (2009)
  • 著者名/発表者名: 大中一彌
  • 雑誌名: 石崎晴己・立花英裕編『21世紀の知識人 フランス、東アジア、そして世界』藤原書店 ページ: 93-103
• [雑誌論文] ポスト植民地主義期における社会と国家-現代フランス政治における移民問題を手がかりに- (2008)
  • 著者名/発表者名: 大中一彌
  • 雑誌名: 年報政治学 ページ: 82-108
• [雑誌論文] Le foulard islamique dans l'espace public francais contemporain - une reflexion sur la laicite, le genre sexuel et le rapport post-colonial - (2008)
  • 著者名/発表者名: Kazuya ONAKA
  • 雑誌名: 異文化 9 ページ: 31-51