日本列島周辺の暖温帯・亜熱帯の表層花粉整備-第四紀後期の間氷期の古気温定量復元-

2009 年度 自己評価報告書

• 研究課題/領域番号: 19684018
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 層位・古生物学
• 研究機関: 千葉県立中央博物館
• 研究代表者: 奥田 昌明 千葉県立中央博物館, 生態環境研究部, 上席研究員 (10311383)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2010
• キーワード: 表層花粉 / モダンアナログ法 / 日本列島 / 第四紀学 / 暖温帯 / 亜熱帯 / 温暖化 / 将来予測

研究概要

日本列島周辺の年平均気温16℃以上の地域として(1)南西諸島(2)四国～九州南岸(3)中国雲南高原にて野外調査を実施し、合計300点前後の表層花粉試料を採取、室内分析しデータセットに追加したのち、化石花粉データ(別途採取済み)へMAT法を適用、MIS11を含む第四紀後期の間氷期の古気温値を数学的な検定のもとに再計算する

研究成果

• [雑誌論文] Regulation of the monsoon climate by two different orbital rhythms and forcing mechanisms. (2008)
  • 著者名/発表者名: Nakagawa, Okuda, et al.
  • 雑誌名: Geology 36(6) ページ: 491-494
• [雑誌論文] Surface pollen data addition for the warm-temperate zone of Japan. (2007)
  • 著者名/発表者名: Okuda, et al.
  • 雑誌名: The Quaternary Research 46(3) ページ: 241-248
• [学会発表] 花粉による琵琶湖堆積物からの古気候復元の現状と課題 (2009)
  • 著者名/発表者名: 奥田昌明, ほか
  • 学会等名: 日本第四紀学会2009年大会シンポジウム「古環境変動へ貢献する湖沼堆積物研究の役割」
  • 年月日: 20090000
• [学会発表] 海洋底の表層花粉調査-日本列島周辺海域の花粉群の空間分布について- (2008)
  • 著者名/発表者名: 奥田昌明, ほか
  • 学会等名: 地球惑星科学連合2008年大会
  • 年月日: 20080000
• [学会発表] 万年周期のアジアモンスーン変動のメカニズム理解の把握 (2008)
  • 著者名/発表者名: 奥田昌明, ほか
  • 学会等名: 日本第四紀学会古気候変動研究会2008研究集会
  • 年月日: 20080000
• [備考] 受賞(2007年日本第四紀学会論文賞)奥田昌明ほか(2006)下総層群清川層堆積期間(MIS7)の古気候状態-花粉ほか代理指標からの考察-