研究課題
若手研究(A)
ジアリールエテンに代表される環状6π電子系は、光閉環/開環反応によりπ共役系のトポロジーの組み換えが起こり、分子の右と左に配置した有機ラジカル間の交換相互作用が効率良いスイッチングを起こすことが知られている。本研究では、このスイッチングを用いて「分子エレクトロニクス」分野における分子の電気伝導性のスイッチングを達成することを目的とした。具体的には、ジアリールエテン分子と金微粒子を用いてネットワーク構造を作成し、微小ギャップを持つ電極上に配置し、光を用いて閉環/開環反応を起こさせ、電流をスイッチさせようとするアイデアである。計画としては、マイクロメーターサイズのギャップを持つ櫛型電極とナノメートルサイズのギャップを持つナノギャップ電極を検討することとした。
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