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2008 年度 実績報告書

レーザー光による液体ナノ微粒子の生成技術の開発と微小表面物性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19686011
研究機関東京大学

研究代表者

美谷 周二朗  東京大学, 生産技術研究所, 助教 (10334369)

キーワード表面張力 / 界面張力 / 光液面マニピュレーション / 液体微小変形
研究概要

液体材料は、その扱いやすさから工業や医療など様々な分野において広く用いられている。特に近年、ナノテクノロジーが脚光を浴びるとともに、液体をナノメートルオーダーの微小領域で操作することの必要性が高まっている。また、インクジェットプリンタの普及にともない液体微粒子の生成・制御に関する研究も盛んに行われている。本研究では、レーザー光の放射圧を用いることで液体微粒子の大きさをより小さくする技術の開発、および、それに伴って予想される新しい物理現象の観察など、液体ナノ微粒子の表面物性の研究を行うことを目的とする。本年度は、光学顕微鏡にストロボ光源を組み合わせたシステムを用いて従来のインクジェット装置から射出された液滴の表面現象観察を行い、液滴の振動状態から表面張力と粘性を測定することに成功した。また、2つの液滴を衝突させることで液滴の振動をより大きく励振することで粘性の比較的大きな液体であっても表面張力および粘性を測定出来ることを確認し、微小平面での液体表面物性研究を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Surface tension and elasticity of gel studied with laser-induced surface-deformation spectroscopy2008

    • 著者名/発表者名
      Y.Yoshitake, S.Mitani, K.Sakai, K.Takagi
    • 雑誌名

      Phys.Rev.E 78

      ページ: 041405-1-7

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Non-Contact Method for Measurement of Surface/Interfacial Liquid Properties with Laser Manipulation Technique2008

    • 著者名/発表者名
      Shujiro Mitani, Keiji Sakai
    • 雑誌名

      AIP Conference Proceedings 1027

      ページ: 1153-1155

    • 査読あり
  • [学会発表] コヒーレント後方散乱法による高濃度コロイド懸濁溶液の分散特性評価2008

    • 著者名/発表者名
      美谷周二朗、酒井啓司
    • 学会等名
      第56回レオロジー討論会
    • 発表場所
      新潟コンベンションセンター
    • 年月日
      2008-10-06

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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