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2009 年度 実績報告書

振動暴露時の人体動的応答と心理的応答の関係の究明とその振動性能評価への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19686030
研究機関埼玉大学

研究代表者

松本 泰尚  埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (90322023)

キーワード振動評価 / 振動不快感 / 人体振動 / 人体動特性
研究概要

本研究では,人間が振動を受けた際の身体の動的応答を用いて,振動による不快感に代表される心理的応答の定量的評価・予測法を構築することを最終的な目標としている.ここで,低周波数領域では,身体全体が運動するグローバルな応答を感受することにより,それより高い周波数領域では,局部的な運動が卓越するローカルな応答を感受することにより,それぞれ不快感などの心理的応答が発現するものと推測できる.本年度の研究では,まず,昨年度より開始していた振動暴露時の人体の振動応答を予測するための数値モデルの開発を行った.具体的には,マルチボディダイナミクスに基づいた比較的簡易な数値モデルを構築し,過去2年の研究期間内に実施した被験者を用いた振動実験,および研究代表者が過去に実施した被験者実験,それぞれにおける人体の振動応答の測定結果を用いて,構築したモデルの妥当性を検証した.つぎに,これまでの研究期間内に実施した実験,およびそれ以前の既往の研究で得られている人体の振動応答と心理的応答の定量的関係と,上記の人体の振動応答の予測モデルに統合することにより,人間が種々の振動を受けた際の振動応答を予測し,それに基づき心理的な反応を予測する手法を構築した.今後,様々な環境で人間が受ける振動に対するこの手法の妥当性をさらに検証した上で,振動に対する人間の快適性の評価に応用していくこととしている.なお,上記の本年度の研究成果,および研究期間内の成果を統合し,次年度以降に学術論文や学会での研究発表の形で公表する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] An investigation of nonlinearity in the dynamic response of the seated body exposed to sinusoidal whole-body vibration2009

    • 著者名/発表者名
      Matsumoto, Y., Subashi, G.H.M.J.
    • 学会等名
      The 4th International Conference on Whole-body Vibration Injuries
    • 発表場所
      Montreal, Canada
    • 年月日
      20090600

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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