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2007 年度 実績報告書

電着技術によるサンゴ礁再生技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19686032
研究機関東京大学

研究代表者

鯉渕 幸生  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 講師 (60349800)

キーワードサンゴ / 成長促進 / 生熊系 / 電着 / 亜熱帯海域
研究概要

本研究では、電着技術によるサンゴ増殖メカニズムの解明と、それによってどの程度サンゴの成長促進が図れるか、さらにその最適条件を解明することを目的としており、特に同技術の効果と環境依存性・種依存性を解明する。また電着技術を最大限に応用して、サンゴ幼生が活着しやすい基盤を開発する。これにより、効率的なサンゴ幼生の採取と、活着後のサンゴの成長を自然界と比べて2倍程度にまで高める技術を開発する。最終的には、沖縄県等のすでにサンゴ礁が破壊された海域における、サンゴ礁の復元、再生、創造を行うための、サンゴ礁再生技術の運用方法を示し、例えば海岸浸食を食い止めることが困難な離島において、自然のサンゴ礁形成を促進し、領土の防御と潤いある発展の両立に寄与する。具体的に上記の目的を達成するために、(1)実証実験のためのサンゴ棚を製作し、石垣島の沖合の海域に設置した。(2)研究の継続を推進する過程で竹富東港浮桟橋のモニタリングを行った結果、実海域においてもサンゴと電気の関係が明らかになった。(3)「サンゴに微弱電流がどのように影響しているか」定量化するために光合成活性試験の方法を発案し、実験を開始した。(4)今後、有性生殖でのサンゴ増殖を検討していくための、基盤の準備を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] (2008):底質の不均一性を考慮した衛星画像による汎用水深分布予測法2008

    • 著者名/発表者名
      神野有生・鯉渕幸生・寺田一美・竹内渉・磯部雅彦
    • 雑誌名

      水工学論文集 52

      ページ: 895-900

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 現地観測に基づく潮汐卓越型マングローブ域における物質収支2007

    • 著者名/発表者名
      寺田一美・鯉渕幸生・磯部雅彦
    • 雑誌名

      海岸工学論文集 54

      ページ: 1056-1060

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 川平湾周辺のサンゴ礁海域における物理・栄養塩環境2007

    • 著者名/発表者名
      神野有生・鯉渕幸生・磯部雅彦
    • 雑誌名

      海岸工学論文集 54

      ページ: 1051-1055

    • 査読あり
  • [学会発表] 電着効果を応用したサンゴ増殖に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      木原一禎
    • 学会等名
      サンゴ礁学会
    • 発表場所
      琉球大学
    • 年月日
      20071000

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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