研究概要 |
付加的な耐震性能をユーザーが選択・決定し得る次世代の非構造壁を開発することを目的に,実験的,解析的に検討した.非構造壁にはブロック間の噛み合いにより一体性を保つインターロッキングブロック壁を採用し,これを水平力あるいは鉛直力抵抗性能を有する耐震デバイスとして選択的に利用するための基礎資料を収集した.結果として,壁の耐震性能はブロックの素材により制御し得ることを実験的に示した.また,インドネシアの実地震被害事例を用いて,水平力あるいは鉛直力抵抗性能を有するブロック壁の有効性を解析的に示した.
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