研究概要 |
項目別に実績をまとめる。 (1) 強磁性材料のEMAR特性メカニズムの解明と高精度計測システムの構築 (1-1) 計測センサーの改良と最適化 予定している照射材と同じサイズの試験片を用いて計測システムの最適化を図った。 (1-2) 模擬材を用いた実験 赤外線加熱炉を導入して高真空中でのFe-Cuモデル合金の等時焼鈍実験を新たに実施し、EMAR特性を調べた結果、弾性特性がマトリックスの固溶Cu濃度の変化と密接に関係することを明らかにした。 (2) 中性子照射した圧力容器鋼のEMAR特性の解明と脆化メカニズムの検討 (2-1) 東北大金研・大洗施設ホットラボでの実験 東北大金研・大洗施設の共同利用を行い、現場で装置の搬入・搬出方法、設置場所の確認、測定手順などについて関係者と協議した(5, 12月)。 (2-2) 米国・UCSB・Odetteグループとの打ち合わせと実験 UCSBグループの関係者と日本で会い、米国での照射材の計測実験に関する詳細な打ち合わせ(試料リスト作成など)を行った(12月)。照射材の計測は次年度実施する。
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