研究課題
若手研究(A)
真核生物の染色体に存在する高度に凝縮したヘテロクロマチン構造は、染色体の恒常性維持ばかりでなく、エピジェネティックな遺伝子発現制御にも重要な役割を果たしている。近年このヘテロクロマチン構造の形成に、その領域からのRNAの転写と、RNA干渉として知られる機構の関与が明らかにされてきた。しかし、どのようにRNAのシグナルがクロマチンの構造変換を導くのか、その分子メカニズムの詳細には不明な点が数多く残されている。本研究では、ヘテロクロマチン研究の優れたモデル生物である分裂酵母を用い、遺伝学的な手法による新規RNAi関連因子の単離、また生化学的な手法によるRNAi関連因子の機能解析を行い、この分子メカニズムの詳細を解明することを目的とする。
すべて 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (5件)
Genes Dev. 23
ページ: 18-23
Nat. Cell Biol. 11
ページ: 357-62
Mol. Cell. Biol. 28
ページ: 6973-88
Mol. Cell 31
ページ: 178-189
Cell Struct. Funct. 32
ページ: 149-161