研究課題
若手研究(A)
我が国の海岸林はマツ材線虫病により枯損衰退しており,防災上,景観上の機能の劣化が懸念される.海岸林の維持促進を効率的な実生植栽により達成させるための基礎として,クロマツに共生する外生菌根群集を菌根の形態的,遺伝的に調べた.その結果,海岸地域は内地に比べて外生菌根菌の種数が少ない傾向にあり,不完全菌類Cenococcum geophilumにより寡占される単純な群集構造であることが示唆された.
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