研究概要 |
基礎研究では、一酸化窒素は固形癌モデルマウスの腫瘍組織内HIF-1α, P-glycoprotein, VEGF, P-Akt, P-CREBの抑制を介して抗癌剤の感受性を改善することを示した。臨床研究では、次期治験に向けて非小細胞肺癌治療に関する以下の三つの多施設臨床試験を行っている。1)未治療進行非小細胞肺癌患者におけるパクリタキセルとカルボプラチンに対するニトログリセリン併用/非併用療法に関す多施設無作為化第II相比較臨床試験、2)3rdライン既治療非小細胞肺癌症例に対する塩酸アムルビシン・ニトログリセリン併用療法の第II相単群臨床試験、3)高齢者未治療病期第IIIB/IV期非小細胞肺癌症例に対するニトログリセリン・ドセタキセルの単群第II相試験。
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