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2007 年度 実績報告書

ドメイン特化型言語開発環境の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700031
研究機関法政大学

研究代表者

佐々木 晃  法政大学, 情報科学部, 准教授 (90396870)

キーワードプログラミング言語 / ドメイン特化型言語 / 属性文法 / コンパイラ / エディタ / 言語開発環境
研究概要

本研究課題では、ドメイン特化型言語(Domain Specific Language-以下DSL)を効率良く開発するための定式化およびフレームワーク設計を行う。本研究の特徴は、DSL言語処理系だけではなく、その運用に必要な言語指向エディタ、関連するドキュメン類などをすべて、言語仕様に基づく記述から統一的に自動生成することで開発、保守のゴスト軽減を目指すことにある。
本年度は、研究課題のうち次の3つを達成した。
1.DSL調査:SOARSシミュレーション言語(出口ら)および、コンパイラの覗き穴最適化自動生成のためのDSL言語(Granlundら)についての調査を行い、フレームワークに必要な要素についての考察を行った。
2.DSLのためのエディタ(DSLエディタ)の自動生成手法の開発:木の文法(tree grammar)に基づいた仕様記述からエディタを自動生成する手法を提案した。
3.属性文法による定式化と自動生成手法:上記のエディタの意味チェック部、および言語処理系(変換器、バックエンド)を属性文法による可読性の高い記述から自動生成する手法を確認した。
本年度の研究成果の意義、重要性は次の通りである。
1.木文法と属性文法に基づく言語仕様を基盤としたDSLの開発環境の可能性とその有効性を確認した。
2.DSL言語処理系およびDSLエディタは、ともに木文法と属性文法による言語仕様に基づいて自動生成することが可能であり、開発コスト削減、保守性向上が実硯できる。
3.DSLエディタは通常のようなテキスト形式ではなく、GUIによるウィザード形式でDSLプログラムを構成するものであり、プログラミングの知識を持たない人でもDSLを扱うことができる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 移植可能なSuperoptimizerによる最適な命令パターンの自動生成とそのパターンによる覗き穴最適化2007

    • 著者名/発表者名
      蒲野茂幸, 佐々木晃
    • 雑誌名

      情報科学技術レターズ 6

      ページ: 17,20

    • 査読あり
  • [学会発表] ドメイン特化型言語に対するエディタの自動生成手法2008

    • 著者名/発表者名
      佐々木晃,須賀康行
    • 学会等名
      情報処理学会プログラミング研究会
    • 発表場所
      IBM東京基礎研究所
    • 年月日
      2008-03-17

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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