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2008 年度 実績報告書

ソフトウェア開発における変更の影響度を測定するためのメトリクスに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700033
研究機関南山大学

研究代表者

横森 励士  南山大学, 数理情報学部, 講師 (40379152)

キーワードメトリクス / ソフトウェア部品 / ソフトウェア開発の評価 / コンポーネントランク / 利用関係に基づく部品グラフ
研究概要

本研究は, ソフトウェア部品間の利用関係の変化を定量化することで, ソフトウェア開発における更新履歴の中で重大な影響を与えた更新を抽出する手法に関する研究である。定量化においては, 部品間の利用関係に基づいた順位であるコンポーネントランクを用いている。
本年度における研究成果としては, 研究成果を論文にまとめ, 電子情報通信学会論文誌D-Iに投稿した結果, 2008年4月号に採録された。また, 本研究の成果やこれまでの研究などをまとめる形で, ソフトウエアエンジニアリングシンポジウム2008において, 論文投稿および講演を行った。
「研究実施計画」に基づき, 本年度の研究実績の概要を示す。
●ソフトウェア開発更新作業を題材としたコンポーネントランクの変動に関する調査
リファクタリング等のソフトウェア開発における開発作業を題材とし, その作業において行われる変更が部品グラフの上でどのような変更となって表れるのかを調査した。その結果, ソフトウェア部品の利用関係の変化が, 部品の統合や分割により大きく表れること, 部品グラフがスケールフリーな構造を持つグラフにおける性質と似たような性質を持つことを確認した。また, ソフトウェアの構造の良し悪しなどにより, コンポーネントランク計算時の評価値の分布が変わる場合もあることを確認した。現在, スケールフリーネットワークなどの研究を調査した上で, それらにおける手法を部品グラフに適用し, さらなる知見を得た上で, 論文化や国際会議などに投稿することを計画している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 開発中のソースコードを対象とした更新の重要度を評価する手法の提案2008

    • 著者名/発表者名
      横森励士, 野呂昌満, 井上克郎
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌D-I Vol.J91-D-1

      ページ: 945-955

    • 査読あり
  • [学会発表] ソフトウェア開発を支援するソフトウェア部品検索システム2008

    • 著者名/発表者名
      横森励士
    • 学会等名
      ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2008
    • 発表場所
      東洋大学
    • 年月日
      2008-09-03

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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