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2007 年度 実績報告書

再利用可能かつ高精度なプログラムソースコード品質評価枠組みの実現

研究課題

研究課題/領域番号 19700036
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

鷲崎 弘宣  国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教 (70350494)

キーワードソフトウエア工学 / ソフトウエア品質保証 / ソフトウエア品質測定 / ソフトウエアメトリクス / ソフトウエア品質評価 / ソフトウエア再利用
研究概要

プログラムソースコードの品質を測定/評価する様々な手法が提案されているが、網羅性/再利用性を欠くといった問題を持ち、十分に活用されていない。そこで本研究では、C言語に代表される種々のプログラムソースコードを対象として、セキュリティを含む種々の品質の測定/評価を網羅的かつ高精度に実施する再利用可能な枠組みを実現する。さらには、協力者より入手可能な実プログラム集合への適用実験により、枠組みがソースゴードの品質を多面的かつ高精度に測定/評価可能かつ改善に他のノウハウやパターンの併用も考慮して活用なことを確認し、拡張/再利用可能な形で一般公開し、利用者による測定結果の集積により継続的に発展させることを目的とする。平成19年度において、研究代表者が実現済みのスイートの網羅性を高めるため、効率性、信頼性に代表される品質特性を予測するために活用可能なプログラム上の特徴と測定方法を洗い出した。さらに、スイートを構成する全ての測定法に関係するプログラム上の特徴について、プログラミング言語や環境への独立性を調査し、スイートの内部を、品質特性、プログラミング言語や環境に非依存な抽象化された特徴、依存する特徴、依存する測定法の4段階に明確に分けて、内部の可変性と共通性を明確とし、スイート全体の再利用性を高めることに成功した。また、評価基準の導出にあたって、品質改善後のソースコード群に加えて改善前のソースコード群の測定値分布傾向を併用することにより、冗長な測定法を特定してスイートの再構築を行う方式を考案し、スイートを表現するデータ部と相互作用可能な形で導出部として実装した。実装した各部分単位における検証と試験実行により、各部分が最終的な品質・評価枠組みを構成する上で必要な機能を適切に提供すること、および、各部分の切り分けにより将来の枠組みが高い拡張性・再利用性を有することを予測可能なことを確認した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] A survey on security patterns2008

    • 著者名/発表者名
      吉岡信和, 鷲崎弘宜, 丸山勝久
    • 雑誌名

      Progress in Informatics 5

      ページ: 35-47

    • 査読あり
  • [学会発表] Generating Wizards for Initializing Software Components2007

    • 著者名/発表者名
      鷲崎弘宜, 安達孝夫, 深澤良彰
    • 学会等名
      IEEE 7th International Conference on Computer and Information Technology
    • 発表場所
      会津大学(福島県)
    • 年月日
      2007-10-16
  • [学会発表] A Framework for Measuring and Evaluating Program Source Code Quality2007

    • 著者名/発表者名
      鷲崎弘宜, 波木理恵子, 福岡呂之, 原田陽子, 渡辺博之
    • 学会等名
      8th International Conference on Product Focused Software Development and Process Improvement(PROFES 2007)
    • 発表場所
      ラトビア大学(リガ、ラトビア)
    • 年月日
      2007-07-04

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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