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2008 年度 実績報告書

プロセッサ多コア時代のプロセッサアーキテクチャに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700047
研究機関近畿大学

研究代表者

松崎 隆哲  近畿大学, 産業理工学部, 講師 (20363385)

キーワードイベント駆動型プロセッサ / マルチコアプロセッサ / タスク管理 / 細粒度マルチスレッド処理 / Fuceプロセッサ / スレッド管理機構 / FPGA / オペレーティングシステム
研究概要

本年度は, 主にイベント駆動型プロセッサアーキタテクチャ, マルチコアプロセッサにおけるオペレーティングシステム(OS), ノイマン型マルチコアプロセッサに追加するタスク管理機構についての検討、並列処理プログラムとしての独立成分分析について検討を行った.
イベント駆動型プロセッサアーキテクチャに関する検討として, イベント駆動型プロセッサにおけるI/O処理手法についての検討を引き続き行い, 性能評価を行うためにFuceプロセッサへのオペレーティングシステム向けタスク管理機構の設計と実装を行った. また, FuceプロセッサのFPGA実験ボード上への実装を行った.
マルチコアプロセッサにおけるOSに関する検討として, 一般的なUNIX環境としてLinuxのカーネルソースコードを調査し, ノイマン型複数コアプロセッサにおけるオペレーティングシステムの校正について検討を行った.
ノイマン型マルチコアプロセッサに追加するタスク管理機構についての検討として, タスク管理機構を外付けすることで, プロセス管理が実現できるかどうかについて, プロセッサとプロセス管理機構の連携手法とその動作について検討を行った.
並列処理プログラムとしての独立成分分析では, 現状の逐次型プログラムでは多大な時間が必要となるブラインド信号分離を実現する独立成分分析について, 並列化することによる高速化の可能性を検討した. これは, 独立成分分析を用いた音声処理システムをハードウェアに実装することで, ソフトウェアによる並列アプローチではなく, ハードウェア化を利用した並列化の検討を通して, 処理の並列化が実現できないか検討を行った. 今後, この結果をもとにして, 並列処理プログラムの検討を行う予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Fuceプロセッサ上での継続モデルによる並列I/O処理2009

    • 著者名/発表者名
      泉雅昭
    • 雑誌名

      九州大学大学院システム情報科学紀要 第13巻第2号

      ページ: 81-88

    • 査読あり
  • [学会発表] 音声処理システムのハードウェア化に関する検討2009

    • 著者名/発表者名
      津城忠史
    • 学会等名
      情報処理学会火の国情報シンポジウム2009
    • 発表場所
      九州産業大学
    • 年月日
      2009-03-13

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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