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2008 年度 実績報告書

カメラの較正情報不要な三次元復元LSIの設計理論の構築

研究課題

研究課題/領域番号 19700048
研究機関弓削商船高等専門学校

研究代表者

田房 友典  弓削商船高等専門学校, 情報工学科, 准教授 (20321507)

キーワード三次元計測 / カメラキャリブレーション / LSI化 / 特異値分解 / VHDL
研究概要

本研究は, これまでの研究で開発した三次元復元アルゴリズムをLSI化するために, 高速演算処理による三次元復元プロセッサのアーキテクチャの検討を行う. 本アルゴリズムは, 複数台から得られた二次元座標を特異値分解によって直接復元処理する手法と, 特異値分解によって算出されたパラメータを利用して高速な復元処理を行なう手法に大別される. 2つの処理を組み合わせて, 高速な処理をハードウェアで実現するために, 高速演算処理による三次元復元アルゴリズムの開発を行う. この研究成果によって, カメラ較正不要な三次元復元LSIの構築が可能となり, 携帯電話などのモバイル端末などから三次元計測が可能となる.
平成20年度は, 昨年度に実施した特異値分解プロセッサの設計理論と高速復元プロセッサの設計理論をハードウェア記述言語であるHDLに変換する. HDLの変換作業と同時に, 開発に利用する評価ボードにおいて, 開発アルゴリズムの動作速度の検証を行った結果, 評価ボードで開発アルゴリズムを検証することが可能であることが明らかとなった。また, HDLの変換には, MathWorks社の統合開発ツールを計画していたが, ハードウェアブロックの設計仕様に満たない箇所があり, 目標とする設計理論を全て実装するには至らなかった. ツールを利用しないHDL開発を試みた時間の制約があり現在も開発中である. このため, 研究計画で予定していた, FPGAにより試作したハードウェアの設計理論の検証は未実施となった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] カメラの較正情報不要な多視点画像処理復元アルゴリズムの検討とLSI化2008

    • 著者名/発表者名
      田房友典
    • 学会等名
      計測自動制御学会
    • 発表場所
      琉球大学
    • 年月日
      20081200

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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