有機的に連携した負荷・実行時間予測と予測を利用する負荷分散システムの構築

2008 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 19700052
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 計算機システム・ネットワーク
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 菅谷 至寛 東北大学, 大学院工学研究科, 助教 (80323062)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2008
• キーワード: 負荷予測 / 実行時間予測 / 負荷分散 / 並列処理 / グリッドコンピューティング

研究概要

効率的な並列・分散処理のためには適切な資源管理が重要だが,環境によっては見かけの計算能力が変動することがある.効率的な負荷分散を実現するために,本研究では負荷予測及びタスク実行時間予測を利用する資源管理システムを構築した.負荷時系列による予測とタスク実行時間予測に基づく負荷予測を併せて用いることで,様々な状況で従来手法よりも高精度な負荷予測を実現できる.さらに,計算資源の分散管理手法や協調型ジョブ管理手法についても検討を行った.

研究成果

• [雑誌論文] プロセス情報を利用した実行時間予測と信頼度による予測選択手法 (2007)
  • 著者名/発表者名: 丹野祐樹,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 雑誌名: 情報科学技術レターズ Vol.6 ページ: 21-23
  • 査読あり
• [学会発表] 遊休資源相互共有システムアーキテクチャの検討 (2009)
  • 著者名/発表者名: 中村貴,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 学会等名: 電子情報通信学会 2009年総合大会
  • 発表場所: 松山市
  • 年月日: 2009-03-18
• [学会発表] 相互情報量と信頼度による予測選択を用いた実行時間予測手法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 丹野祐樹,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 学会等名: 情報処理学会 ハイパフォーマンスコンピューティング研究会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2008-12-17
• [学会発表] プロセス情報を利用したリアルタイム計算機負荷予測手法 (2008)
  • 著者名/発表者名: 小林道治,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 学会等名: 情報処理学会 ハイパフォーマンスコンピューティング研究会
  • 発表場所: 福岡市
  • 年月日: 2008-12-17
• [学会発表] Long-Term CPU Load Prediction System for Scheduling of Distributed Processes and Its Implementation (2008)
  • 著者名/発表者名: Yoshihiro Sugaya, Hiroshi Tatsumi, Mitiharu Kobayashi, Hirotomo Aso
  • 学会等名: The IEEE 22nd International Conference on Advanced Information Networking and Applications
  • 発表場所: 宜野湾市
  • 年月日: 2008-03-28
• [学会発表] 動的負荷分散システムのための自律的オーバーレイネットワーク (2008)
  • 著者名/発表者名: 氏家武志,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 学会等名: ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-01-17
• [学会発表] 分散並列環境における協調型ジョブ管理エージェント (2008)
  • 著者名/発表者名: 石山和也,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 学会等名: ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2008-01-17
• [学会発表] プロセス検索法を用いたリアルタイム長期的負荷予測システムの構築 (2007)
  • 著者名/発表者名: 小林道治,菅谷至寛,阿曽弘具
  • 学会等名: 電気関係学会東北支部連合大会
  • 発表場所: 弘前市
  • 年月日: 2007-08-23
• [備考]
  • URL: http://www.aso.ecei.tohoku.ac.jp/research/prediction/index.html