研究課題
若手研究(B)
サービスの増加に伴い、複数の関連サービスを同時に要求するユーザが急増している。ユーザの要求に対して多様なサービスを継続して提供するためには、利用状況と提供状況の双方を考慮しなければならない。本研究では、動的な異種環境のなか、関連した情報サービスを自律的に統合する、適応可能で効率的なアーキテクチャと技術を提案した。各ノードが情報サービス・機能を持ち、かつそれらが変動しうる分散環境下で、障害・保守・建設中などの状態にある機能不完全なサブシステムが共存可能であり、システム全体の稼動が保証される減衰型情報サービスシステムコンセプトに基づき、各サブシステムが自律的に情報を交換し、動的な環境に対応し、関連情報サービスを高信頼かつ効率的に統合できる柔軟なシステムアーキテクチャを提案した。また、提案された情報サービス統合指向型システムアーキテクチャを基盤としたエージェント通信技術、異種情報処理技術、アシュアランス技術を提案した。さらに各部分技術の融合を図り、状況に応じて関連情報サービスを得るため、各サブシステムが動的に協力して処理を行なうプラットフォームを構築し、インターネットを介した研究協力者との共同実験を行い、提案技術の有効性を検証した。
すべて 2009 2008 2007
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (19件)
IEICE Trans. on INFO. & SYST. Vol.E91-B, No.9
ページ: 2259-2266
IEICE Trans. COMMUN. Vol.E90-B, No.10
ページ: 2712-2719