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2009 年度 実績報告書

拡張ペトリネットを用いた並列システムの実行環境の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700066
研究機関九州工業大学

研究代表者

山口 真之介  九州工業大学, 大学院・情報工学研究院, 助教 (00380733)

キーワード分散システム / ペトリネット
研究概要

平成21年度は、情報収集を行うための、分散協調システムのモデル設計と、その実行プログラムを開発する為に、エンジンプログラムやXMLデータの構造の改編などを含め、以下の項目を実施した。
1) 情報収集の為のエージェントとなる、アルゴリズムを拡張ペトリネットで設計、このネットモデルをXMLを用いて記述した。
2) XMLをベースとして動く、エンジンプログラムの改良を行った。分散アルゴリズムの動作を実行する為に、複数のネットモデル同士で、条件を基準に情報の交換を可能にした。
3) 分散アルゴリズムを実行する、エンジンプログラムの動作試験として、画像データの色情報を取得するエージェントのネットモデルを設計。このモデルを複数用いて、一つの画像データに対し、複数のエージェントが取得情報を交換しながら、全体の情報を取得する協調システムを設計した
4) エージェント同士の情報交換の確認、および有効性を確認する為に、画像データに対する情報の取得について、交換を行うモデルと、行わないモデルとの比較実験を実施した。交換した情報を元に、自身が情報を記録するかしないか、の選択を行わせることで、全体として情報の重なり(同じ場所を複数のエージェントが取得する)が少なくなり、エージェントが持つ記憶容量を効率よく用いている事が確認できた
5) ただし、全体としての交換の頻度や交換する情報量によって、探索に大きく時間を取られている。
6) 以上の内容について、コンカレント工学研究会で発表を行った。従来の開発方法と比較した場合の有効性について、また探索時間、実世界におけるエージェントの位置と距離の把握など、改善に関する議論を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 拡張ペトリネットを用いた情報収集の為の分散アルゴリズムの設計2009

    • 著者名/発表者名
      山口真之介
    • 学会等名
      コンカレント工学研究会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2009-11-27

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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