研究概要 |
21年度において、NGNにおける複雑なネットワーク環境及び通信サービスに応じるサービス指向進化的計算法に関するソフトウェアの研究開発を主に行った。 Webサービスとは2001年頃からソフトウェアの機能をネットワークに通じて,機能の記述や呼出し手順などの標準化が進行中であり,コンポーネント化された複数のサービス同士をつなぎ合わせてアプリケーションと構築する。サービス指向アーキテクチャは業務処理の変化をシステムの変更に素早く反映させたいという需要に応え得るものとして2004年頃からIT業界において注目を集めている。本研究では,Webサービスを融合し,ファジィ推論GAベース活用した高度なサービス指向進化的計算法に関する先端的ソフトウェアの研究開発を行った。 本研究では:(1) アルゴリズム開発とソフトウェア開発のギャップを埋め,(2) 品質向上,耐負荷性能,開発標準化の実現,(3) 知識データベースが共有され,協同開発の可能となる。 独創的な提案:(1) 進化的計算技術ベースフレームワークの作成,(2) 機能統合環境にプラグインとしてファジィ推論GAベースコンポーネントを組み込むことが可能.(3) アルゴリズムと実問題は相互依存しない(Decoupling)により,実用性の高いソフトコンピューティング技術開発が可能になる。 本研究で提案したサービス指向進化的計算法に関する先端的ソフトウェアを次のWebでアクセス可能:http://www.evolsoft.org(2010年9月公開予定)
|