研究概要 |
新しい科学の形として,ICT技術を通じて新たな科学的発展を目指すeサイエンスが注目されている.そのインフラとしては,よくインターネットなどの公共ネットワークの上に独自のネットワークを構築する技術である,オーバレイネットワークが用いられる.他方,XML (Extensible Markup Language) は,データを記述するための標準フォーマットとして広く利用されている.このことから,本研究ではeサイエンスの基盤として,オーバレイネットワークにおけるXMLデータ流通機構の研究を行う.具体的には,分散ハッシュ表におけるXMLデータの格納・検索機構,XMLデータのトレーサビリティ,eサイエンスのためのXML流通システムプロトタイプ作成に焦点を絞って研究を行なった.
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