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2007 年度 実績報告書

アプリケーション層マルチキャストプロトコル実装・評価のためのフレームワークの開発

研究課題

研究課題/領域番号 19700093
研究機関大阪大学

研究代表者

梅津 高朗  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (10346174)

キーワードアプリケーション層マルチキャスト / P2P / ミドルウェア / 開発環境 / 分散デバッガ / 実装実験 / 性能計測
研究概要

本研究では、アプリケーションレイヤーマルチキャスト(ALM)方式を用いたプロトコルの設計・実装支援を目標とした、プラットフォームの提案・開発を行う。ミドルウェアでは (1)スループットや遅延測定機能、(2)アプリケーションのデバッグ機能や、(3)遠隔操作機能、(4)トポロジ表示機能等も提供することで、ALMアプリケーションの開発が容易になるだけではなく、実際に稼働した時の性能計測なども容易に行えるようにする。また、作成したALMアプリケーションの実証試験を容易に行うための環境もあわせて提供する。ここでは世界中に配置されているサーバからなるPlanetLab上での実験を支援する機能を、我々の研究グループが開発しているP2P環境用デバッガを拡張することで実現する。現実的なALMアプリケーションとしては数人〜十数人からなるチャット、電子ビデオ会議、数百人〜数万人からなるファイル交換、インターネットゲーム、マルチメディア配信、遠隔講義システムが挙げられる。これらのALMアプリケーションの特性に基づき、多くの異なるALMプロトコルが考案されている。
本年度は、まず、文献を調査を行い、既存のALMプロトコルにおけるデータ配信トポロジ、および、制御方式に基づく分類と、それらプロトコルで実行する基本的なオペレーション、そのために必要となる情報を調査した。次に、これらの性質を十分考慮し、幅広い汎用性を実現するようなミドルウェアライブラリの設計を行った。多くのプロトコルで必要とされる共通の機能を洗い出し、ライブラリの設計を詳細化し、また、平行して実装実験の準備を進め、基本的な実装に関して国際会議等において発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] A Middleware for Implementation and Evaluation of Application LayerMulticast Protocols in Real Environments2007

    • 著者名/発表者名
      Kazushi Ikeda, Thilmee MalindBaduge, Takaaki Umedu, HirozumYamaguchi, Teruo Higashino
    • 雑誌名

      Proceedings of the 17th International workshop on Network and Operating SysteSuppofoDigitalAudioanddeo(NOSSDAV2007)

      ページ: 125-130

    • 査読あり
  • [学会発表] アプリケーション層マルチキャストプロトコルの設計開発および性能評価を支援するミドルウェアの設計と実装2007

    • 著者名/発表者名
      池田 和史, Thilmee M. Baduge, 梅津 高朗, 山口 弘純, 東野 輝夫
    • 学会等名
      情報処理学会マルチメディア, 分散, 協調とモバイル(DICOM02007)シンポジウム
    • 発表場所
      鳥羽
    • 年月日
      2007-07-04

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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