研究課題
若手研究(B)
XMLはIT技術の中核をなし、その処理はサーバ型計算機上だけでなく、今後は小型計算機上でも効率的な処理が必須となる。このような背景のもと、XMLの問合せ言語であるXQueryの処理に適したXMLデータの二次記憶への写像・配置方式、アクセスパターンに適したデータ読出し、ならびに軽量なXMLデータの分散問合せ処理に関して、特に最も柔軟性の高いXML問合せ言語XQueryに焦点を当て、その処理方式に関する研究を行った。さらに、軽量な問合せ処理を可能とするためのデータベースバッファ管理に関する研究を行った。その結果、XMLデータの二次記憶への写像・配置方式として、DTMデータ構造に基づく方式が優れていることを示した。軽量なXML分散問合せ処理に関しては、XQueryの処理にlazy evaluationを採用し軽量な処理を実現した。また、データベースバッファ管理に関しては、ロックフリーデータ構造の導入により、アクセスの衝突による待機を無くし、極めて高いスループットで問合せ処理が可能なことを示した。上記技術より、高性能な軽量XMLデータ問合せ処理の要素技術を明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (9件) 備考 (1件)
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情報処理学会論文誌データベース Vol.48, No.SIG11 (TOD34)
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IADIS International Journal on Computer Science and Information Systems Vol.2, No.1
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http://imd.naist.jp/