研究概要 |
本研究では, シーン中の光源や物体が移動する動的なシーンのための, 高精細かつ高速なレンダリング(画像生成)方法の開発を行った. 高精細な画像を生成するためには, 大域的な光の伝播(大域照明モデル)を正確にシミュレーションする必要がある. 本研究では, 大域照明の中でも特に相互反射光(物体間で反射する光)に焦点を当てた高速なレンダリング方法の開発を行った. 物体による反射光は, 物体を2次的な光源と見なすことによって計算する. この計算をGPU(Graphics Processing Unit)で処理することにより, 相互反射を考慮した動的シーンのリアルタイムレンダリングを実現した.
|