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2007 年度 実績報告書

拡張SSAに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700100
研究機関東洋大学

研究代表者

室谷 浩平  東洋大学, 計算力学研究センター, 研究助手 (20434061)

キーワード拡張SSA / メッシュヘのスペクトル分解 / 3次元多角形メッシュへの電子透かし / 画像へのノイズ除去 / 補間法
研究概要

本年度は、2次元格子状の構造メッシュへのスペクトル分解と、多重調和作用素を線形作用素に組み込むことに成功した。その成果として、静止画像へのノイズフィルタリングと三次元多角形メッシュの補間法に成功した。
静止画像へのノイズフィルターには様々な方法があるなかで、特異値分解を用いたものがある。これは、画像の縦1列の画素値を1つの時系列と思い、横方向に時系列が移り変わっていくとみなして、自己相関行列を作る方法である。この方法では、系列間の相関は取れるが、系列内での相関は取れない。しかし、拡張SSAを用いれば、系列内の相関も取ることができるようになり、ノイズ除去の性能も格段に上げることに成功した。
三次元多面体メッシュの補間法にも、様々な方法がある。その中で自己相関を用いた方法は計算時間が掛かる代わりに、精度良く補間できることができる。ただ、補間問題全般に言えることではあるが、不規則なデータ構造に対して、補間を行うことは容易ではない。そこで、我々は、この問題に拡張SSAを適用した。三次元多面体メッシュなどの不規則なデータを扱うのに、拡張SSAが適しているためその意義は大きい。また、三次元多面体メッシュに多重調和作用素を適用した線形作用素を設計する方法に成功した。これによって、従来の拡張SSAのスペクトル分解よりも滑らかな分解を行うことができるようになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Noise Filtering of Images Using Generalized Singular Spectrum Analysis2008

    • 著者名/発表者名
      Murotani, Kohei
    • 学会等名
      The 16-th International Conference in Central Europe on Computer Graphics, Visualization and Computer Vision 2008
    • 発表場所
      University of West Bohemia
    • 年月日
      2008-02-05
  • [学会発表] 拡張SSAを用いた高精度補間・補外法2007

    • 著者名/発表者名
      室谷浩平
    • 学会等名
      日本応用数理学会2007年度年会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      20070915-17
  • [備考]

    • URL

      http://www.ccmr.toyo.ac.jp/muro/public_html/ResearchAreasl_J.htm

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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