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2007 年度 実績報告書

分散環境における結合演算に着目したRDF問合せ処理手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700109
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

的野 晃整  産業技術総合研究所, グリッド研究センター, 研究員 (10443227)

キーワードインターネット高度化 / ハイバフォーマンスコンビューティング / 分散データボース / メタデータ / 問合せ処理
研究概要

RDFに基づいて記述されたデータCRDFデータ)は,その特微から地理的に分散して作成・管理される傾向が高いことから,RDFデータは各地でボトムアップに作成・管理される環境を問題領域とした。このようなボトムアップな分散環境でのRDFデータ問合せに関する研究は,これまで殆ど行なわれていないことを調査によって確認した。
提案したシステムアーキテクチャは,RDFデータを保存するデータベースノード(DBノード)が広く散在しており,それらすべてを統括して中英集中的に管理する問合せ処理ノード(PCノード)が一つ存在するような構成である。ユーザは,PCノードに問合せを発行し,PCノード上で,構文解析,実行プラン木の生成を行ない,各DBノードに部分プラン木を送信する。DBノードでは,受信した部分プラン木に基づいて,結合や選択,射影などの演算を行なう。この過程で,DBノード間で中間結果データのやり取りが行なわれ,大量の通信が発生する。この通信量を削減することで,分散RDFデータ問合せ処理の効率を向上できると考えた。
提案した手法は,ブルームフィルタと呼ばれる索引データを用いる手法である。DBノードが保持するRDFデータを索引化したブルームフィルタをPCノードに蓄積しておく。PCノードでは,作成した実行プラン木に従って,ブルームフィルタ間で見積もりのたあの演算を行なうことで,最終的に解に含まれる要素を絞り込むことが可能になる。従来のブルームフィルタは1次元のデータ構造であるため,RDFへの適用には多次元化が課題であった。また,問合せプラン木を構成する各演算に対応するブルームフィルタ間での演算を実現した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ブルームフィルタを用いた分散RDF問合せ処理のための索引手法2008

    • 著者名/発表者名
      的野 晃整
    • 学会等名
      電子情報通信学会 第19回データ工学ワークショップ・第6回日本データベース学会年次大会
    • 発表場所
      宮崎県宮崎国際会議場
    • 年月日
      2008-03-10

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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