研究概要 |
分散環境における効率的なRDF問合せ処理を提案することを目的とし,主に三つの研究を実施した.(1)ボトムアップ式分散環境での問合せ処理の効率化,(2)RDFの特徴に基づいたマテリアライズドビューの構築に関する研究,(3)低結合選択率時に適した結合演算手法に関する研究.いずれも研究もプロトタイプシステムを設計・開発し,実験によって提案手法の性能を評価した.それぞれ従来手法に比べ最大で,(1)では問合せ転送量を288倍,(2)ではマテリアライズドビューの構築時間を3.5倍,(3)では結合処理時間を15%ほど効率化出来たことを確認した.
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