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2009 年度 研究成果報告書

非対称な知識を持つ集団の対面協調作業支援に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19700125
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 メディア情報学・データベース
研究機関関西大学 (2008-2009)
日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所 (2007)

研究代表者

松下 光範  関西大学, 総合情報学部, 准教授 (50396123)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
キーワード協調作業支援 / テーブル型システム / 知識の非対称性
研究概要

本研究の目的はテーブルを囲む少人数参加者の合議に焦点を当て、知識の非対称性を有する参加者間のコミュニケーション様態と議論結果との関連性を明らかにすること、及びその協同を円滑に支援するためのテーブル型システム実現のためのデザイン指針を明らかにすることである。そのために、対面協調作業参加者の間のコミュニケーション行為に着目し、そこで行われるインタラクションの特徴を3つの実験を用いて観察した。実験の結果、(1)反射的応答を必要とする課題では、指を用いた直示行為の利用可否が発話内容と課題達成度に影響する、(2)熟考することが求められる課題では、他の参加者の非言語モダリティの参照可否は課題達成度に大きな影響を及ぼさない、(3)発話長や発話頻度は課題のタイプや非言語モダリティの利用可否に影響を受けない、(4)結合型課題では、グループ全体の効用が参照可能な状況下、かつ全ての参加者の代替案集合に対する評価が静的である場合に、より参加者全体にとって効用の高い案で合意できる可能性がある、ということが観察された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 対面協調作業における非言語モダリティの影響2010

    • 著者名/発表者名
      松下光範、松田昌史
    • 雑誌名

      日本バーチャルリアリティ学会論文誌 15巻2号

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 情報編纂研究促進のための試み2009

    • 著者名/発表者名
      松下光範、加藤恒昭
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌 24巻2号

      ページ: 272-283

    • 査読あり
  • [学会発表] 非対称な知識を持つ人々の合意形成の支援に向けて2010

    • 著者名/発表者名
      松下光範
    • 学会等名
      ヒューマンインタフェース学会第1回インタラクションのデザインと評価専門研究委員会
    • 年月日
      2010-03-04
  • [学会発表] 異なる知識を持つ人々の合意形成に関する分析:選好要因が動的に変化する場合を対象として2009

    • 著者名/発表者名
      松下光範
    • 学会等名
      電子情報通信学会WEBインテリジェンスとインタラクション研究会
    • 年月日
      2009-03-25
  • [学会発表] 非対称な情報を持つ人々の協調作業に関する分析:対面環境と遠隔環境の比較2007

    • 著者名/発表者名
      松下光範、松田昌史
    • 学会等名
      人工知能学会ことば工学研究会SIG- LSE-A702
    • 年月日
      2007-12-15
  • [学会発表] 集団問題解決における他者の存在感の影響-他者の姿が課題解決を阻害する事例2007

    • 著者名/発表者名
      松田昌史、高塚陽亮、松下光範、苗村健、大坊郁夫
    • 学会等名
      電子情報通信学会技術報告
    • 年月日
      2007-11-04

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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