• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

単語間の関係表現を利用した多言語横断質問応答システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19700140
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

土屋 雅稔  豊橋技術科学大学, 工学部, 助教 (70378256)

キーワード情報学 / 知能情報学 / 自然言語処理 / 質問応答 / 言語横断検索
研究概要

ネットワークと計算機の発達に伴い, 母国語以外の言語で記述された情報に接する機会も増え続けているため, 複数の言語を横断した情報利用支援技術が必要とされている. 例えば, 日本語を母国語とするユーザの情報要求に対して, 適合する回答を英語の文書集合から発見京・提示するような日英言語横断質問応答などが研究されている. しかし, このようなシステムにおいては, 第1に, 適当な回答が文書集合中に含まれていない場合に対する対応が不十分であり, 第2に, 質問文に含まれる単語間の関係に関する配慮が少ないために複雑な質問に対応できない, という2つの欠点がある. この問題を解決するため, 本研究では, 複数言語で記述されている文書集合を参照して回答を提示する多言語横断質問応答システムを研究する. 昨年度(平成20年度)は, そのようなシステムにおいて必要となる対訳辞書の拡張と, 未知語を含む固有表現抽出手法について研究した. 特に, 固有表現出現傾向の経年的変化の調査を行い, ある年の新聞に出現した固有表現の70%から80%が翌年にも出現すること, 言い換えれば, 20%から30%は1年前の新聞には出現していない未知固有表現であることなどを明らかにした. さらに, そのような未知固有表現に対して頑健な固有表現抽出手法を検討した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 中間言語を用いたインドネシア語-日本語対訳辞書の拡充2008

    • 著者名/発表者名
      土屋雅稔, 脇田敏行, Ayu Purwarianti, 中川聖一
    • 雑誌名

      自然言語処理 Vol.15, No.5

      ページ: 23-43

    • 査読あり
  • [学会発表] 固有表現の経年変化と頑健な抽出2009

    • 著者名/発表者名
      遠藤翔子, 土屋雅稔, 中川聖一
    • 学会等名
      言語処理学会第15回年次大会
    • 年月日
      20090000
  • [学会発表] Robust Extraction of Named Entity Including Unfamiliar Word2008

    • 著者名/発表者名
      Masatoshi Tsuchiya, Shinya Hida, Seiichi Nakagawa
    • 学会等名
      ACL2008
    • 年月日
      20080000
  • [学会発表] 非頻出語に対して頑健な日本語固有表現の抽出2008

    • 著者名/発表者名
      土屋雅稔, 肥田新也, 中川聖一
    • 学会等名
      情報処理学会自然言語処理研究会
    • 発表場所
      横浜国立大学
    • 年月日
      2008-05-22

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi