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2007 年度 実績報告書

判別問題に対する実践的かつ高精度な機械学習アルゴリズムの確立

研究課題

研究課題/領域番号 19700223
研究機関早稲田大学

研究代表者

中田 洋平  早稲田大学, 理工学術院, 助手 (70434298)

キーワード確率的情報処理 / ニューラルネットワーク
研究概要

平成19年度に論文や学会発表としての成果は以下の2つの研究サブテーマに関するものとなる.
1.動的判別問題に対する実践的な判別問題学習アルゴリズムの研究:
時間的依存性を持つ動的判別問題は多くの分野に見受けられる.実践的な判別問題学習アルゴリズムの構築には,このような動的判別問題への対応も必要である.そのため,逐次モンテカルロ法によるオンラインベイズ学習に基づく方法について検討し,例題によりその性能を確認した.また,その結果を国内学会において発表した.なお,このアルゴリズムを改良し,より具体的な動的判別問題に関するアプリケーションへの適用が今後の課題と考えている.
2.実践的な判別問題学習アルゴリズムの応用に関する研究:
逐次モンテカルロ法による判別問題学習アルゴリズムの具体的かつ有用性の高い適用先を模索し,研究協力者とともに画像オブジェクト検出の実際的なアプリケーションを検討した.その後,実際の動画像などを用いた実践例に放送事業会社における映像監視業務を考え,実践的環境のもと実験を実施した.その結果,当該アルゴリズムでの有効性が確認された.そこで.本内容をまとめ,雑誌論文として投稿し採択された.なお,このようなアプリケーションへの適用は現在も幾人の研究協力者と進めており,画像オブジェクト検出以外の対象も模索している.
以上が本年度の成果となる.上記以外にも複数のサブテーマおよび派生テーマを継続的に検討・実施しており,来年度の成果に向けて研究協力者とともに推進中である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] GibbsBoost顔検出と映像監視業務への応用2008

    • 著者名/発表者名
      松井敦, 後藤祐, 木村彰夫, 中田洋平 他4名
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会誌 62

      ページ: 408-413

    • 査読あり
  • [学会発表] 動的判別問題に対するオンラインベイズ学習への自然遂次事前分布の導入2007

    • 著者名/発表者名
      瀬賀一恵, 中田洋平, 松本隆
    • 学会等名
      2007年電子情報通信学会ソサエティ大会
    • 発表場所
      鳥取大学
    • 年月日
      2007-09-13

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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