研究課題
若手研究(B)
意識的な視知覚のメカニズムを解明するには、知覚交代現象を観察中の被験者がどの様な知覚状態にあるかを知る必要がある。本研究では、被験者の知覚状態を、反射的に生じる眼球運動を観察することで客観的に推定する実験技法の確立を目指した。研究期間中、反対方向に動く二つの運動視信号が同時に提示されたときに生じる、運動視方向知覚の変化と、それに随伴する眼球運動の変化について詳細に調べる4種類の実験を行った。本研究により、運動視と眼球運動応答の関わりについて解明が進み、眼球運動応答を利用した知覚状態の推定を達成した。本研究成果は国際学会や国際論文誌へ発表することができた。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件)
Experimental Brain Research vol.190, no.4
ページ: 499-502