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2008 年度 実績報告書

高次元ボリュームマップ生成〜高次元データの探索ナビゲーションシステム〜

研究課題

研究課題/領域番号 19700414
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

宮村 浩子  独立行政法人日本原子力研究開発機構, システム計算科学センター, 研究員 (20376859)

キーワード医用画像データ / ボリュームデータ / ボリュームビジュアリゼーション / 多次元データ解析 / 球面投影 / 特徴解析 / 画像処理 / 伝達関数
研究概要

前年度に開発したボリュームマップを「ボリュームナビゲーションシステム」として利用する枠組みを提案した.ボリュームマップから興味ある領域を発見した場合,その情報を元に,興味ある領域に焦点をあてた可視化結果を提示する.これによって,ユーザは可視化対象に対して,断面を切り出す位置や方向,焦点を当てる位置や方向,色を割り当てる際の伝達関数等可視化する際に必要な諸パラメタの設定をボリュームマッブ上で観察したい個所をクリックするだけで取得できるようにした.これは,ボリュームマップが1枚の画像から全方向の情報を認識させることができるという利点だけではなく,従来の可視化手法を用いた際にも有用であるという利点も持つことを意味する.さらに,本研究では,より多くの情報を画像の中に埋め込むために,電子透かしの技術も採用し,見せる情報,見せない情報を画像に埋め込むことに成功した.
本研究は,1枚の画像を観察するだけで,3次元医用画像データの情報を確認することができ,大量のデータを診断する必要がある医療の場での利用が大変有意義である.また,より注意深く診断する必要が生じた際には,今年度提案した「ボリュームナビゲーションシステム」として利用することで,適切な可視化結果を得て,診断できる.
腫瘍や動脈瘤のような情報を1枚の画像から発見できる点で本研究は重要であり,また異なる分野で得られるボリュームデータ,時系列ボリュームデータの特徴領域の発見にも役立てられる点で重要性が高いと考えている.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Guidelines for LoD Control in Volume Visualization2008

    • 著者名/発表者名
      Miyamura. N. H., Fujishiro. I., Takeshima. Y., Takahashi. S., and Saito. T.
    • 雑誌名

      Imaging & Visual Computing 37(4)

      ページ: 461-468

    • 査読あり
  • [学会発表] 球面投影による医用データの可視化2009

    • 著者名/発表者名
      宮村(中村) 浩子, 満倉 靖恵
    • 学会等名
      産業計測制御研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20090300
  • [学会発表] 時空間マップによる時系列データの可視化2009

    • 著者名/発表者名
      宮村(中村)浩子
    • 学会等名
      計算工学講演会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2009-05-12

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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