研究概要 |
健常者の長腓骨筋反応時間の低負荷足外がえし運動による影響を検討することを目的に実験を実施した。自作した突発的内反外乱器を用いて擬似的足関節捻挫刺激を加え,無負荷足外がえし運動の前後で長腓骨筋反応時間を計測した。運動前および運動前後の有意な左右差はないが,運動後には有意に左右差があり,具体的な数値は運動前の右が68.3±115.1ms,左が77.0±25.3msで、運動後の右が66.6±20.2ms,左が74.7±22.2msというデータを取得した。健常者には健常者の長腓骨筋反応時間の低負荷足外がえし運動による影響は単純に運動により長腓骨筋反応時間が速くなったり,遅くなったりするのではなく,運動後にのみ左右差があるとうことから解釈が難しいことがわかった。以上のことより,健常者の長腓骨筋反応時間の基準値と健常者には健常者の長腓骨筋反応時間の低負荷足外がえし運動による影響はないことが解明した。
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