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2007 年度 実績報告書

骨量増加を目的とする遺伝子多型に基づくオーダーメイド・スポーツ栄養指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19700529
研究機関鈴鹿医療科学大学

研究代表者

近藤 浩代  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 助教 (50333183)

キーワード骨 / ゲノム / 栄養学 / 運動 / 医療・福祉
研究概要

骨量低下の誘因は多因子であると考え、遺伝的素因と運動・栄養素因の解析を行うことによって個人に合わせた指導法を開発することを目的とした。
インフォームドコンセントにより同意の得られたスポーツクラブの協力者と運動を行っていない協力者から口腔粘膜および血液を採取し、DNAを抽出した。同時に骨量をAOS-100(アロカ)を用いて測定し、身体計測を行った。また、運動・食事・サプリメント・治療薬・既往歴・生活習慣(喫煙等)などを調査し、採血の同意が得られた協力者には骨代謝マーカーやエストラジオール等を測定した。採取されたサンプルやその他の個人情報は、全て匿名化・保存作業が行われ、匿名化された問診・測定データをコンピュータに入力し、データベース化した。遺伝子解析についてはエストロゲンレセプターのSNPを含む配列に対して遺伝子の多型を同定した。平成20年度にむけた予備検討として、データベースを用いて各パラメータ間で多変量解析を行った。
これまでのデータ解析から、エストロゲンレセプターα遺伝子の出現頻度はこれまでの報告とほぼ同程度であり、多型別の骨量に有意差はなかった。さらに各種因子別に解析を行い、骨量に影響を与える運動や栄養の因子として複数の可能性が示唆されている。来年度は不足している集団のデータを蓄積し、得られた結果に対する骨粗鬆症予防方法の検証を行い、個別のスポーツ栄養・指導プログラムのシステムを構築する。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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