超高齢者の体力医学的特性、循環器系疾患とライフスタイル、睡眠との関連について沖縄100歳者疫学調査から多変量ロジスティック回帰分析を実施した。有効分析数678名による解析の結果、入眠障害は21.7%、早朝覚醒12.8%、熟眠障害9.3%、高血圧既往と入眠障害との間には有意な正の関連が認められた(odd比:1.73、95%CI:1.07-2.79)。身体活動状況では日常生活活動度(ADL)の高い100歳者ほど入眠障害が少なく、アクティブなライフスタイルが睡眠生活質に関与していることが本研究より示唆された。
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