本研究では、ライフスタイルに関連する事項として体組成、運動機能、食行動、健康関連QOL、運動に対する自信の程度および負担の程度、活動量をとりあげ、メタボリックシドロームに該当する者の特徴を多面的にとらえることを目的とした。その結果、運動に関す指導において、散歩などの活動量を上げるための運動指導だけでは、筋力が低下しているため下肢の関節に痛みが生じる可能性が示唆された。また、食事に関する指導でも、食事内容の指導のみならず、食行動(特に体質に関する知識と空腹満腹感覚のズレ)についての評価と指導が重要であることが示唆された。
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