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2007 年度 実績報告書

電気化学反応の本質を理解させる実験プログラムの開発及び技術者教育モデルの確立

研究課題

研究課題/領域番号 19700615
研究機関横浜国立大学

研究代表者

伊藤 大輔  横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 特別研究教員 (90436759)

キーワード電気化学 / 実験 / 技術者教育 / リカレント教育 / 腐食防食
研究概要

本研究は,電気化学反応の本質を学習できる実験内容,実験キットの開発を行い,簡単に目にすることができない電子・イオン・電流を実験を通して体得できる教育モデルを提案する.さらに,腐食防食の実験に組み込みアレンジし,地方自治体,民間企業対象者へ公開・出前講座として実施し,教育モデル開発からその試行の一連の研究を行い教育効果の検証を目的とする.本年度は,実験内容,キットの開発および腐食防食教育講座プログラムを検討した.
(1)類似実験の探索と実験内容調査
これまでに,実施及び研究されている電気化学反応を理解させるための実験内容に関して,研究論文及び参考書等を調査し,内容,実施対象者,その教育効果等を整理した.
(2)実験内容・キットの開発
電子・イオン・電流の概念を体得できる実験内容・キットの開発を行った.具体的には,電子・イオンの存在は,視覚的に見ることが困難であるため,色の変化や測定機器の針の動きなどアナログ的な変化を効果的に見せることができる実験キットを,簡単な材料を用い製作した.
(3)(2)を組み込んだ新しいプログラムでの腐食防食教育講座の開発
これまでに,研究代表者らが実施してきた腐食防食講座の内容に,(2)を組み込み入れた新たなプログラムを作成した.本プログラムは,各実験の時間配分,順番に関しても綿密に計画し効果的なプログラムとした.
(4)ティーチングアシスタントの配置方法とその仕事内容の検討
開発した実験プログラムは,受講生のみで進めていくものではなく,実施の際には講師を含めたティーチングアシスタントの補助が必要となる.そこで,このティーチングアシスタントの配置方法とその仕事内容,育成や訓練プログラムを開発した.
(5)効果的な実験テキスト及び説明用資料の作成
実験内容を効果的に理解するために,実験テキストはもちろん実験説明用資料の検討も行い,実験で学んだ内容を再度復習し理解ができる資料の作成を行った.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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