本研究では、撮影中の映像にリアルタイムで学習者や観察者が「面白い」「後でチェック」などのマークをつけ、授業後に振り返り可能なシステムを提案するとともに、システムを有効に活用する教育方法を開発した。特に将来教員を目指す学生に対して、効率的・効果的な教育改善が可能となることを示した。また、大人数講義における教員-学生間コミュニケーションを促進することを示した。さらに、システムの使用により学習者の宣言的知識の記憶保持が改善されること、そして、一般的なコミュニケーション力育成に使用可能であることも示した。
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