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2009 年度 実績報告書

学習者の道徳意識や情報知識を考慮に入れた情報モラル体験学習教材の開発と授業実践

研究課題

研究課題/領域番号 19700634
研究機関愛知教育大学

研究代表者

梅田 恭子  愛知教育大学, 准教授 (70345940)

キーワード教育工学 / 情報モラル / 体験学習教材 / 授業実践 / 教材開発
研究概要

平成21年度は、特に情報知識の高低に注目して主に調査研究を進めた。その結果、以下のようなことがわかった。
まず、情報知識と教科「情報」の知識の関連について調べた。その結果、両者の知識には相関があることがわかった。このことから、情報知識の高低を判別するためには、教科「情報」の知識を用いればよいこと、また、情報知識を教えるためには教科「情報」で学んだことを取り入れて、情報モラルの指導法を検討すればよいのではないか、という提案を行った。一方、情報知識の高低だけで学習者を分類することが難しいことも判明した。そのため、道徳的な規範知識も考慮にいれなければならないこともわかった。
これらの結果を、教育システム情報学会の全国大会で発表し、紀要にまとめた。全国大会では、この提案に対して、研究奨励賞を受賞した。
上記の結果により、以下の検討項目が明らかになった。
まず、一般的に情報モラルの指導時に、情報知識を全て教えるということは現実的ではない。そのため教科「情報」で学んだ知識を系統立てて、復習が必要な部分を学ぶという方式を検討する。
次に、先行研究から、情報技術の知識は、道徳的規範知識の高低に関わらず知らなければ解決できないということが指摘されていた。そのため、情報技術の知識の高低に着目したのであるが、やはり道徳的規範知識の高低も考慮に入れざるを得なかった。ただし、これまでの研究は道徳的規範知識→情報技術という順序での指導が多かったが、本研究では情報技術→道徳的規範知識という順序で指導法を検討する。
平成22年度はこれらの検討項目を考慮に入れ、研究を進めていく予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 情報技術の知識の高低を考慮した情報モラル指導方略の提案2010

    • 著者名/発表者名
      梅田恭子・江島徹郎・野崎浩成
    • 雑誌名

      愛知教育大学研究報告 59

      ページ: 175-179

  • [学会発表] 情報技術の知識の高低を考慮に入れた情報モラル学習教材の提案2009

    • 著者名/発表者名
      梅田恭子
    • 学会等名
      教育システム情報学会 第34回全国大会
    • 発表場所
      名古屋大学
    • 年月日
      2009-08-20

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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